陣痛と出産
バースプランの書き方(かんたんテンプレートつき)
バースプランとは何か、陣痛、痛みの緩和、出産、赤ちゃんとの最初の数時間について何を書くか。医療チームと共有できるかんたんなテンプレートも紹介します。

バースプランは、陣痛やお産のあいだに何をいちばん大切にしたいかを医療チームに伝える短い書類です。お産は予定どおりに進むとは限らないので契約書ではありませんが、前もって選択肢を考えておくのに役立ち、赤ちゃんを産むことに集中しているあいだもあなたの希望がきちんと伝わります。
バースプランはいつ書く?
多くの人は32〜36週ごろに書き、医師や助産師と一緒に確認します。病院で何ができるか、医学的な理由でむずかしいことがないかを教えてもらえます。何部か印刷して、1部を入院バッグに入れておきましょう。
バースプランに書くこと
短い箇条書きで1ページにおさめましょう。そのほうがスタッフに読んでもらいやすくなります。
あなたについて
- 名前、出産予定日、かかっている病院や医師
- 立ち会う人と、そばにいてほしい人
- 持病、アレルギー、これまでのお産の経験など大切なこと
陣痛中の環境
- 照明を暗めに、音楽、自分の服
- 自由に動いて姿勢を変える
- バランスボール、シャワー、出産用プールがあれば使う
- 陣痛の初期に食べたり飲んだりする(許可されていれば)
痛みの緩和
陣痛の前に選択肢を知っておけば、陣痛のさなかに決めなくても、チームがすぐに対応できます。選択肢には次のようなものがあります:
- 呼吸法、マッサージ、お湯、体を動かすこと
- TENS(低周波治療器)
- 笑気ガス
- オピオイドの注射
- 硬膜外麻酔(無痛分娩)
「まずは薬を使わずにやってみたい」「早めに硬膜外麻酔をすすめてほしい」「何でも受け入れます」など、どれも立派な希望です。
お産のとき
- いきむときに試したい姿勢
- 赤ちゃんの頭が見えてきたときに見たり触ったりしたいか
- 性別を知らない場合、だれが伝えるか
- 臍帯(へその緒)を遅めにクランプするか、だれが切るか
帝王切開になったら
- 赤ちゃんが生まれる瞬間を見られるよう、仕切りを下げてほしいか
- あなたと赤ちゃんの状態がよければ、手術室で肌と肌のふれあい(カンガルーケア)
- パートナーがあなたと赤ちゃんのそばにいること
生まれたあと
- すぐに肌と肌のふれあい
- 赤ちゃんの栄養:母乳、ミルク、または両方
- 赤ちゃんへのビタミンKの投与(まれな出血性の病気を防ぐためにすすめられています)
- 胎盤を自然に出すか、注射で早めるか
- 胎盤を持ち帰りたいか
かんたんバースプランテンプレート
| わたしの希望 | |
|---|---|
| 立ち会う人 | |
| 環境 | |
| 痛みの緩和 | |
| 陣痛中といきむときの姿勢 | |
| へその緒のクランプ | |
| 帝王切開が必要になったら | |
| 生まれたあと | |
| 授乳 | |
| ほかにチームに知っておいてほしいこと |
よいバースプランのコツ
- 柔軟に。「できれば」「〜を希望します」といった言い方を使いましょう。チームがいちばん大切にするのは安全なお産です。
- 予定日よりずっと前に、医師や助産師と話し合っておく。
- 立ち会う人と共有する:あなたの代わりに伝えてもらえます。
- 病院に事前登録しておく:情報や希望がカルテに入っている状態にしておきましょう。
よくある質問
バースプランは必要?
必須ではありませんが、ほとんどの人が役に立ったと感じています。状況が変わっても、前もって選択肢を考えておくと、準備ができている、自分で選べているという安心感につながります。
お産がプランどおりにいかなかったら?
とてもよくあることで、あなたが失敗したわけではありません。プランはチームへの道しるべで、状況が変われば選択肢を説明してくれます。
バースプランは長いほうがいい?
1ページにおさめましょう。短くわかりやすい箇条書きが、忙しいスタッフにはいちばん読みやすいです。
出典
- ACOG: Labor and delivery FAQs
- NHS: How to make a birth plan
- WHO: Intrapartum care for a positive childbirth experience
一般的な情報であり、医学的な助言ではありません。必ず医師や助産師の指示に従ってください。
更新履歴
- : 英語版ガイドからの翻訳です。