
お産はふつう3つの段階に分けて説明されます。それぞれどんな感じで、だいたいどのくらいかかるのかを知っておくと、その日が少しだけ未知のものではなくなります。お産はひとりひとり違い、とくに初産と2人目以降では大きく異なります。
お産の前:前駆期
お産が近づくと、多くの人が数日〜数週間にわたってサインを感じます。前駆陣痛(ブラクストン・ヒックス)、おしるし、腰の痛み、赤ちゃんが下がってくる感覚などです。気をつけたいことはお産のサインを読んでみてください。
分娩第1期:陣痛と子宮口の開大
第1期は、陣痛によって子宮口が閉じた状態から10cmまで開く段階です。2つのパートがあります。
潜伏期(0〜約6cm)
- 陣痛は弱め〜中くらいで、5〜20分おき、30〜60秒ほど続くことが多いです。
- 初産では数時間、ときには2日ほど続くこともあります。
- 助けになること: 医療者がよいと言えば自宅で過ごし、休む、軽く食べる、水を飲む、ぬるめのシャワーを浴びる、歩いたり体を揺らしたりしましょう。陣痛タイマーで陣痛の記録を始めましょう。
活動期(約6〜10cm)
- 陣痛は強く規則的で、3〜5分おきに来て、1分ほど続きます。
- 初産では子宮口は1時間に約1cmずつ開くことが多いですが、個人差はとても大きいです。
- 助けになること: ふつうはこのころには病院や助産院にいるタイミングです。姿勢を変える、バランスボールを使う、陣痛のたびにゆっくり呼吸する、希望すれば痛みの緩和をお願いするなどしましょう。
移行期(約8〜10cm)
いちばん激しい時期ですが、たいていいちばん短い時期でもあります。陣痛の間隔がとても短くなります。体がふるえたり、吐き気がしたり、暑くなったり寒くなったり、もう無理だと感じたりすることも。そう感じたら、ゴールはもうすぐというサインであることが多いです。
分娩第2期:いきみと誕生
- 子宮口が10cmまで全開になったときに始まり、赤ちゃんが生まれると終わります。
- 強い圧迫感と、陣痛に合わせていきみたくなる感覚があります。
- 数分〜数時間かかり、初産や硬膜外麻酔を使っている場合は長くなることが多いです。
- 助けになること: ひざ立ち、しゃがむ、横向き、四つんばいなど、いろいろな姿勢を試しましょう。赤ちゃんの頭が出てくるときは、会陰を守るために助産師や医師がいきみ方を誘導してくれます。
分娩第3期:胎盤の娩出
- 赤ちゃんが生まれたあと、さらに陣痛が来て胎盤が押し出されます。
- 早めるための注射(積極的管理)を使うと、ふつう5〜30分ほど。使わない場合は最大1時間かかることもあります。
- 赤ちゃんとの肌と肌のふれあいにぴったりのすてきな時間です。多くの赤ちゃんは、生まれて1時間以内におっぱいを吸おうとします。
生まれたあと
医療チームが出血や裂傷を確認し、赤ちゃんも診てくれます。その後の数週間については産後の回復のガイドを読んでみてください。
よくある質問
初産のお産はどのくらいかかる?
初産の活動期は8時間ほど続くことが多く、18時間を超えることはまれです。それに加えて、いきむ時間が最大3時間ほどかかりますが、個人差はとても大きいです。2人目以降はたいてい短くなります。
いつ病院へ行けばいい?
多くの医療者が5-1-1ルールを使います。陣痛が約5分おき、1回1分ほど続き、それが1時間続いたら、が目安です。破水した、出血がある、赤ちゃんの動きが少ない場合はすぐに向かいましょう。
硬膜外麻酔はどの段階でも受けられる?
ふつうは分娩第1期のあいだにお願いできます。お産がとても近い場合は間に合わないこともあります。痛みの緩和については、バースプランで話し合っておきましょう。
出典
- ACOG: How to tell when labor begins
- NHS: What happens during labour and birth
- WHO: Intrapartum care recommendations
一般的な情報であり、医学的な助言ではありません。必ず医師や助産師の指示に従ってください。
更新履歴
- : 英語版ガイドからの翻訳です。