妊娠中の健康

妊婦健診と検査のスケジュール:時期ごとの一覧

初診から36週ごろのGBS検査まで、定期健診・血液検査・エコーを順番に一覧で。それぞれの検査が大切な理由もわかります。

やわらかなライラックの背景に、ハートと聴診器をのせた3Dクレイのクリップボード

妊婦健診は、健康な妊娠のためにできることのなかでも特に効果的なものです。健診、エコー、検査にはそれぞれ役割があります。週数を確かめること、まだ対処できるうちに問題を早く見つけること、そして安全なお産を計画することです。

これは、Pregoアプリのやることリストがたどるスケジュールです。実際の時期は国やあなたの体調によって変わるので、必ず医師や助産師の方針に従ってください。

妊婦健診はどのくらいの頻度?

週数一般的な間隔
初診8〜10週ごろ
28週まで4週間ごと
28〜36週2週間ごと
36週〜出産毎週

ほぼ毎回の健診で、血圧、体重、尿(たんぱくや感染)をチェックし、20週ごろからは子宮底長(子宮の大きさ)も測ります。こうした短いチェックで、危険な血圧上昇である妊娠高血圧腎症を早く見つけられます。

妊娠初期(1〜13週)

はじめての妊婦健診

早めに産婦人科医や助産師のもとで受診すると、ケアの計画が立ち、リスクのある点を最初から把握できます。飲んでいる薬、持病、最後の生理の日付をメモして持っていきましょう。

妊娠初期の血液検査

  • 血算:貧血、感染、血小板の異常を調べます。
  • 血液型とRh因子:Rhマイナスの場合、のちに赤ちゃんを守るための注射が必要になることがあります。
  • 感染症の検査:HIV、B型肝炎、梅毒、ときにC型肝炎。赤ちゃんにうつることがありますが、治療や管理ができます。
  • 風しんの抗体:免疫があるかを確認します。
  • 血糖(またはHbA1c):妊娠前からあった糖尿病を見つけます。
  • 甲状腺の機能:治療していない甲状腺の病気は、赤ちゃんの脳の発達に影響することがあります。

尿検査

たんぱくや、症状は出ないものの妊娠中は腎臓まで広がることがある細菌を調べます。

週数を確かめるエコー

出産予定日、赤ちゃんが何人か、妊娠が子宮の中にあるかを確認します。妊娠週数を決めるもっとも正確な方法です。出産予定日計算の結果と見比べてみましょう。

出生前検査(任意)

  • NIPT(新型出生前診断、セルフリーDNA)、10週から:ダウン症候群、18トリソミー、13トリソミーを高い精度で調べる血液検査で、赤ちゃんへのリスクはありません。
  • コンバインド検査、11週〜13週6日:首のうしろのむくみ(NT)を測るエコーと血液検査(PAPP-AとhCG)を組み合わせます。

これらは確率を調べるスクリーニングで、診断ではありません。高い確率と出た場合は、絨毛検査や羊水検査といった確定的な検査について医師から説明があります。

そのほかの初期チェック

妊娠中のホルモンで歯ぐきのトラブルが起きやすくなるため、歯科健診を受けておくと安心です。時期にあたれば子宮頸がん検診を受けることもあります。心の健康について話すのにもよいタイミングです。ホルモンの変化で不安やうつが起こることがあり、支えは早いほどよく効きます。

妊娠中期(14〜27週)

クアトロテスト(15〜22週)

NIPTを受けていない場合、この血液検査でダウン症候群、18トリソミー、二分脊椎などの開放性神経管欠損の確率を調べます。

胎児スクリーニング(18〜22週)

赤ちゃんの脳、心臓、背骨、手足、臓器に加え、胎盤や羊水も詳しく見るエコーです。希望すれば、たいていここで性別がわかります。20週の様子もチェックしてみましょう。

血糖検査(24〜28週)

妊娠糖尿病はたいてい妊娠中期に起こり、症状が出ないことも多いため、この検査が唯一の発見方法です。甘い飲み物を飲み、1時間後に血糖を測ります。高ければ、より詳しい検査を受けます。

鉄の値のチェック

血液量が増えると鉄の値はよく下がります。貧血は疲れの原因になり早産のリスクも高めるため、24〜28週ごろにもう一度血算をすることがあります。

妊娠後期(28〜40週以降)

抗Dグロブリン(28週)

Rhマイナスの場合、28週ごろの抗D注射で、今回やこの先の妊娠でRhプラスの赤ちゃんを傷つけるおそれのある抗体を体がつくるのを防ぎます。

百日せきワクチン(27〜36週)

百日せきのワクチンは胎盤を通して赤ちゃんに抗体を渡し、自分で予防接種を受けられる月齢になるまで守ります。インフルエンザワクチン(どの時期でも)や、季節や住む地域によってはRSウイルスワクチン(32〜36週)をすすめられることもあります。

胎動を数える(28週から)

赤ちゃんの動き方のパターンを知ることは、赤ちゃんの元気さを見守るいちばん簡単な方法のひとつです。無料の胎動カウンターを試してみて、動きが減ったり変わったりしたらすぐに医療者に連絡しましょう。

GBS(B群溶血性レンサ球菌)検査(35〜37週)

膣と肛門をさっと綿棒でぬぐい、GBSという菌を調べます。あなたには害はありませんが、新生児には重い感染を起こすことがあります。陽性なら、お産のときに抗菌薬を使います。

発育を見るエコーとNST

赤ちゃんの大きさ、向き、羊水の量を確かめる追加のエコーや、赤ちゃんが動くときの心拍を記録するNST(ノンストレステスト)を受ける人もいます。持病がある場合や、予定日を過ぎた場合に多くなります。

お産の準備

バースプラン、痛みをやわらげる方法、病院へ行くタイミングについて医療者と話しておきましょう。分娩する病院の手続きを先に済ませておくと、陣痛が始まったときに時間を節約できます。

よくある質問

出生前の遺伝学的検査は必須?

いいえ。染色体の病気を調べる検査は誰でも受けられますが、受けるかどうかはあなたが決めることです。何があなたに合っているか、医療者が一緒に考えてくれます。

妊娠中のエコーは安全?

はい。エコーは放射線ではなく音波を使う検査で、医療上の目的で行う場合、何十年も妊娠中に安全に使われてきました。

健診に行けなかったらどうなる?

できるだけ早く連絡して予約を取り直しましょう。コンバインド検査や血糖検査のように受けられる時期が決まっている検査もあるので、早めの再予約がおすすめです。

出典

一般的な情報であり、医学的な助言ではありません。必ず医師や助産師の指示に従ってください。

更新履歴
  • : 英語版ガイドからの翻訳です。